TKC関西事務所見学会(前編)

昨日はTKCの事務所見学会で、大阪と奈良のTKC税理士事務所を訪問させて頂きました。

当該イベントは毎年、TKCの西東京山梨会が新規会員向けに企画されているそうで、開業3か月目の私は先輩方の事務所運営のノウハウを吸収すべく、参加してきました。

参加しての率直な感想としては、ありきたりですが「参加して本当に良かった」というものです。

既に成功されている事務所を見学することは当然のことながら、関西までの移動時間中に、比較的開業年次の近い先生方と色々な情報交換をさせて頂いたことも、大きな収穫でした。

大阪の税理士法人

最初にお伺いした事務所は、新大阪駅直結の洗練されたビルに入居する税理士法人でした。

大阪でも一等地のきれいなビルに入居されている事務所だったので、開業3か月の自宅兼事務所の新人としては気圧されましたが、そのような素振りは微塵も見せないよう取り繕いました。

その事務所は、現在は二代目の先生が代表を務められているのですが、先代の先生は85歳となる今もご健在で、事務所見学会の冒頭にご挨拶されました。

その先生がご挨拶の中で、創業当初はお客さまゼロからのスタートで、お客さまの獲得に非常に苦労したお話をされたことが印象深かったです。

今は一等地のビルに入居されていますが、超人のような先代の先生でさえ、開業当初は苦労をされたのだと思うと、同じゼロからのスタートである私も、少しは希望が持てるように思いました。

創業直後のこの苦しい時期を経験することで、起業家や創業者の方々の気持ちを理解する一助になると考えれば、今のこの状況も悪くないのかも知れない、とも思いました。

一通り、事務所内の見学やその事務所が工夫されていることをお伺いした後、最後の締めの挨拶として、先代の先生が次のようにお話されました。

TKCの理念である「自利利他」という概念は、相当修行してもなかなか分かるという境地には達しない。

自分もようやく朧気ながら少し分かったことは、お客さまのためになる、これは良いと思ったら、積極的に提案すること、これが自利利他なのではないか。

とのことでした。

私はあまり自利利他について深く考えたことはなく、お客さまにしてあげたことが、巡り巡って自分のためになるよ、位にしか考えていなかったのですが、先代の先生と比べるといかに浅はかだったかと思います。

先代の上記の言葉を時々思い出しながら、お客さまのためになることは何なのかを、自分の頭でしっかりと考えていこうと思いました。

(後編に続く)

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租税教室の補助講師